独白 愉快な“病人”たち

局所性ジストニアのERIKAさん 手術で頭蓋骨に穴を開け…

ERIKAさん(C)日刊ゲンダイ

 ただ、薬は飲めば多少の効果を得られるものの、動悸やのどの渇きといった副作用が多いので、継続するのは無理だと思い、結局、手術に踏み切りました。

■「頭蓋骨に穴が開いた瞬間がわかりました」

 手術はジストニアの術例が多い病院で行われました。事前にジストニアで手術をした先輩に一部始終を聞いていたので特に怖くもなかったですし、不安よりも治る期待の方が大きかったので、ワクワクして手術当日を迎えました。それが2019年10月です。

 でも、いよいよ頭に固定用の器具を取り付ける段になってまさかの大号泣……。

 器具を付ける際の麻酔注射の強烈な痛みと、それまでのつらかったことや、治らなかったらどうしようといった不安が一度にやってきてしまったんです。とはいえ、手術まで3時間ぐらいあったので、落ち着いたら器具を付けた自分が面白くなって自撮りしてました(笑い)。

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