改めてレビー小体型認知症とはどんな病気なのかを、「弘邦医院」(東京・葛西)の林雅之院長に聞いた。
■4つの特徴とは?
「認知症の原因はハッキリとはわかっていません。しかし、特定のタンパク質の脳内の蓄積が関係していることが影響していることがわかっています。蓄積するタンパク質の種類は認知症の種類によって異なり、認知症の5割を占めるアルツハイマー病(AD)ではアミロイドβ(Aβ)やタウが増えていく。レビー小体型の場合は、αシヌクレインと呼ばれるタンパク質が増加し、それがレビー小体というものを形成。脳の神経細胞を徐々に減らしていくことで認知症の症状が出ると言われています」
レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、血管性認知症と併せて3大認知症といわれる。アルツハイマー型認知症と併発するケースも少なくない。