蛭子能収さん発症がTV番組で明らかに「レビー小体型認知症病」とは?

蛭子能収さん(C)日刊ゲンダイ

 夢を見ているときに夢の中と同じように行動することも特徴のひとつだ。人が夢を見るのはレム睡眠と呼ばれる段階のときが多い。レム睡眠とは睡眠全体の20%くらいを占める睡眠でノンレム睡眠と交互に現れ、明け方にその時間が長くなる。睡眠中、健康な人は筋肉の活動をブロックするメカニズムが働いているため、夢を見ても行動することはない。ところがレビー小体型認知症の人はその機能が障害されているため、睡眠中に体を動かすという。

「寝言を言って怒鳴り、手を振り回して隣で寝ていた奥さんを叩いたり、起き上がって殴ったり、壁にぶつかり階段から落ちたりした例も報告されています」(林院長)

 レビー小体型認知症は他の認知症に比べて進行が早いといわれる。心当たりのある人はすぐに病院に相談することだ。

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