「サンタンは数日後から生じ数週〜数カ月続くこともあります。日焼けからシミになったのであれば、皮膚科での治療が必要になります」(船坂教授)
紫外線の弊害はそれにとどまらない。それは皮膚がんだ。
「皮膚がんは最も懸念すべき光老化の症状です。皮膚がんは世界的に増加傾向にあり、とくに悪性黒色腫(メラノーマ)の増加が問題となっています。紫外線が遺伝子を傷つけ、それが皮膚がんの原因の一つになっていると考えられています」
皮膚がんの発症リスクは自然界の紫外線だけではない。UV-Aを発する日焼け用機器もメラノーマのリスクを助長するとされ、世界保健機関(WHO)では、18歳未満は同機器を使用すべきではないとの勧告を出している。
■日焼けクリームの表示を正しく読む