また、歩いたり、動いたりするときに体重がかかる足の親指が骨折したり、足の指の骨が大きく曲がっている場合を除いて、足の指の骨折ではエックス線写真を撮ることはありません。整形外科医の身体診断で骨折の状態がわかるからです。骨折の仕方によっては足の指の爪の下の皮膚が腫れて出血し、爪が黒くなる場合があります。そのときは爪に針や電気灼熱器のワイヤを使って爪に穴を開けて、たまっていた血液を出します。そのことで痛みが和らぎます。
テーピングの場合は、サンダルを履けば自由に動けます。整復が必要となった症状が重い患者さんは、骨折した足の指を保護する特殊な靴があります。医療機関に相談するといいでしょう。
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