病気を近づけない体のメンテナンス

鼻<下>誰でも実践できる鼻通りを良くする6つのセルフケア

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 鼻呼吸で酸素を体中に行き届かせることは、自律神経を整えることにもつながるという。呼吸が影響するのは体だけに限らない。

 瞑想する際は鼻呼吸が基本であることから分かるように、鼻呼吸は精神面にも非常によい影響がある。鼻呼吸を行うことで自律神経に作用し、ストレスが解消され、心を健やかに前向きに維持できるのだ。

 しかし、鼻づまりなどの鼻症状があって、長年、口呼吸に慣れてきた人は、突然、鼻呼吸に切り替えるといっても難しい場合もある。まずは鼻づまりの原因となる疾患がないか検査してもらう。特に重篤な疾患がなければ、大久保教授が勧める「鼻の通りをよくするセルフケア」を実践しながら、日常的に「鼻呼吸をすること」を強く意識して切り替えていこう。

「セルフケアには『即効性が期待できるケア』と『長期的に持続すべきケア』の2種類があります。このケアを同時並行で行うことで、初めて症状の改善につながります。『即効性が期待できるケア』の効果には個人差があるので、自分に最もよく効くものを選んで続けてみてください」

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