珈琲はクスリだ

<2>多くの研究で明確な効果を確認 「糖尿病」を予防する!

5杯飲む人で3割糖尿病になるリスクが低下

「糖尿病が怖いのは、合併症です。糖尿病性の、網膜症、腎症、神経症という3大合併症のことを聞いたことのある人も多いことでしょう。網膜症とは目の後ろ側にある網膜と夜荒れる部分の血感に動脈瘤や出血、異常な血管の増殖などが起きるものです。最初は症状がありません。しかし、網膜が出血を起こして目の中の出血が広がると失明してしまいます。腎症は血液中の老廃物を取り除いて尿として体の外に排出するための腎臓が壊れていく病気です。進行して腎臓の機能が働かなくなると人工透析なしには生きていけなくなります」

 糖尿病性の神経症というのは手足の細い神経や自立神経といった内臓の機能を調節している神経が糖尿病によって生じた異常なタンパク質により障害されることを言う。

「手足のしびれやかゆみ、痛み、違和感から始まり、胃腸の働きが悪くなりトイレが近くなったり、心臓の鼓動の調整がうまくいかなくなったりします。進行すると痛みなどを感じなくなるため、足のケガに気づかずにそれが化膿して大事に至ることもあります」

 珈琲はこうした糖尿病を予防してくれる効果が確認されているのだ。

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