中高年の正しい眠り方

アッという間に眠れる人は慢性的な睡眠不足かもしれない

慢性的な睡眠不足の人の特徴とは…

①日中、特に午前中から眠気がある

②勤務日よりも休日の方が長く眠る

③目を閉じて8分未満で眠れる

 この3つの兆候に当てはまっているようなら、慢性化した睡眠不足を解消することをおすすめします。そのためには「累積睡眠量」を増やすのが効果的です。

 睡眠量というと、「1日8時間寝るのが理想的」といったように1日単位で考えている人がほとんどです。しかし、脳の活動は、「起きている時間」「寝ている時間」などと1日単位で区切られているわけではなく、連続しているものです。睡眠時間はもっと長いスパン、1カ月間のトータルで考える必要があります。つまり、1カ月の累積睡眠量を増やせば、慢性的な睡眠不足を解消できるのです。

 たとえば、1日15分でもいいから普段より早寝すれば、1カ月トータルで7・5時間分の睡眠時間を増やせます。このように少しずつでもいいから累積の睡眠量を稼いでいくことが大切です。

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