米国の2型糖尿病を対象にした研究では、HbA1cの上昇とともに認知機能が低下することが示されており、HbA1c7・0未満を目標にコントロールすることが、認知機能を良好に保つ上で必要であるとの結果が出ています。
さらに、低血糖を起こさないことも重要です。血糖値が下がりすぎる低血糖は、脳の神経細胞にダメージを与えるからです。重症低血糖のある人は、そうでない人に比べて認知症の発症リスクが2倍になるとの報告もあります。
血糖コントロールは、将来後悔しないための方法でもあるのです。
進化する糖尿病治療法