「死ぬまで元気」を目指す

歩く時の足音が大きいのは足首の機能が低下している証拠

大きな円を描くことを意識して(C)日刊ゲンダイ

 記者の父は85歳。5年ほど前から歩き方が変わってきたのが気になっている。歩幅が狭く、前につんのめるようにして歩く。足音も以前より大きくなっており、パタンパタンというような音をさせるのだ。

「歩く時、人間は地面を蹴って進んでいきます。ところが、年齢を重ねると、蹴らずに足で地面を押すようにして歩いてしまう人が多くなる」と話すのは、パーソナルトレーナーとしても活動するアスレチックトレーナーの三田貴史さん。都内の整形外科でリハビリ指導を行っており、多くのお年寄りと接する日々を送っている。

 記者の父のような歩き方になってしまうのは、足首の柔軟性が関係しているそうだ。

「足首の柔軟性が衰えてしまって、ちゃんと動かせていない人が多いんです。歩幅が狭くなればなるほど、少し歩いただけで疲れたり、体の動きも小さくなるため活動量も減ってしまう。体にとっていいことはありません。しっかりと足首を機能させましょう」

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