現代社会はストレスが強く、うつ病などの感情障害が多いと指摘されています。仕事のストレスがきっかけでうつ病を発症する人は多いですし、今は「コロナうつ」も問題となっています。それでは、うつ病を予防する方法はないのでしょうか?
「ストレスをためなければいい」というのは正論ですが、現代社会では実際には困難です。
うつ病は年齢を問わず発症しますが、中高年で発症するうつ病は、脳の動脈硬化などの体の変化が影響することが多いと指摘されています。また、年齢により低下する栄養素などが影響するという報告もあります。
その点で最近注目されているのがビタミンDです。ビタミンDは骨の健康のために不可欠なビタミンですが、それ以外にも多くの生理作用を持ち、血液中のビタミンDの濃度が低いと、その後うつ病を発症しやすいという報告が複数あるのです。それでは、ビタミンDを補充すると、その後のうつ病が予防できるのでしょうか?
医者も知らない医学の新常識