「死ぬまで元気」を目指す

脳トレは楽しみつつ自ら考え判断する機会が多いものを選ぶ

写真はイメージ

「考える」機会を増やして脳を活性化し、認知症予防につなげる。これが脳トレの目的だ。計算やパズルにチャレンジして、たとえ、その答えを間違えたとしても、答えを導き出す過程で頭を使っているので、脳トレの目的は果たされている。

「加齢で記憶力は衰えますが、知恵や知識、経験が増えて直観が冴えてきます。脳トレ習慣を生活の中に組み込んで、クリスタル・インテリジェンス(バラバラな知識を結晶のようにまとめる知性)をうまく出して使えるようにしましょう」

 人とのコミュニケーションや、ウオーキングなどの有酸素運動も脳を活性化させる。さらに、不慣れなジャンルに試行錯誤しながらチャレンジするのもいい。たとえば、未知の分野や難解な本を真剣に読む。これまで聴いてこなかったタイプの音楽を聴く。初めての店に入って初めての料理を注文する……。脳を鍛えるにはうってつけ。実践したい。

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