進化する糖尿病治療法

「冬前にはHbA1cを8%未満へ」私が今、患者にそう言う理由

継続的に食生活を改善

 そして、重要なのがストレス解消。ストレスは血糖値を上昇させるリスク要因です。十分な睡眠、ストレッチやラジオ体操、ウオーキングといった軽い運動、深呼吸や瞑想、音楽鑑賞などを日常的に取り入れてください。オンライン飲み会は糖尿病患者さんにはあまり勧められませんが、オンラインお茶会などで友人たちとコミュニケーションの時間を持つこともストレス解消につながるでしょう。ただし、延々と深夜までとならないよう、時間を決めて行ってください。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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