とはいえ新型コロナは自己責任でもなければ、個人の努力だけで予防できるものでもない。にもかかわらず厳しいバッシングを受ける危険があるとすれば、制裁を恐れてPCR検査を拒否する人や、検査に協力しない店舗が続出しそうだ。そうなれば、事態の収束はますます遠のいてしまう。
つまり新型コロナは、社会病理的な側面のほうが強いという意味でも、厄介な相手ということがいえるのである。
第2波の特徴は20代30代の感染者増 毒性が弱まった可能性も
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感染リスクはゼロにはできない 気にすべきは「ウイルス量」
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永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。