「起立反射は、横になっていた人間が立ち上がると、その刺激で大腸の蠕動運動(便を送り出す動き)が起こるものです。胃・結腸反射は、空の胃に食べ物が入ると、その刺激が自律神経を介して大腸に伝わり、大腸が蠕動運動を起こすものです。この2つの神経反射を促す方法はないか。そこで私と臨床心理士の先生で考案したのが、リラクセーション法とイメージ法を組み合わせた『ラクラク排便法』です」
■朝起きてから出勤までに快便を実現
朝起きて出勤まで時間にゆとりがないと、便意がないのに「無理にいきんで出す」排便習慣につながる。ラクラク排便法は、朝、時間にゆとりをもって目覚めるところから始まる。やり方はこうだ。
①目覚めたら布団の中で横になったままでいいので、ゆっくり腹式呼吸をしながら、両方の手足の先をこすり合わせる。
病気を近づけない体のメンテナンス