「死ぬまで元気」を目指す

大股、速足、腕振りがただの「歩き」を「運動」に変える

(C)日刊ゲンダイ

 記者は50代の女性である。デパートやモールに出かけては、何を買うワケでなくてもぶらぶらする、いわゆるウインドウショッピングが趣味の一つだ。出かけた日に携帯の歩数計を見ると、たいていは1万歩を超えている。それを見ては「よく歩いたな」と満足するのだが、ふと疑問が沸いた。友人と話しながらのんびり歩くこの歩き方でも、運動になっているのだろうか。

「運動として捉えるのであれば、『私は今、しっかりと歩いています』という意識を持ちながら歩きに集中することをおすすめします。"買い物ついでにウオーキング"よりは、"ウオーキングのついでにちょっと買い物"ぐらいのほうがいいでしょう」

 こう話すのは、パーソナルトレーナーとして活動する、アスレチックトレーナーの三田貴史さんだ。

 ウインドウショッピングを「運動」に近いレベルまで上げるには、何を履くかも大事。しっかりと歩くための足元はやはりスニーカーがベストだ。スニーカーを履き、足の指で地面を蹴って押し出しているという意識を持ちながら、歩幅にも気を配る。

1 / 3 ページ

関連記事