こんな悩みも聞きました。
「毎年、夫婦で人間ドックを受けていますが、今年はどうしようかと迷っています。病院の受付では『予定をどうされますか?』と聞かれるだけです……」
たしかに、これも不要不急と言えばそうかもしれません。
検査を受けた方がいいことはたしかですが、コロナ流行下では「ぜひ受けなさい」とも言い難いのです。
1年間に100万人ががんに罹患する時代です。早く見つければ、多くは治る可能性が高いと言えます。そして、医療費も安くて済むのはたしかです。しかし今年は、これまでのがん検診受診者が極端に少ないようです。
新型コロナウイルスの影響で、自治体が実施するがん検診を受けた人が大幅に減っていて、日本対がん協会では「受診が遅れると、がんが進行して見つかる可能性があるので検診を受けてほしい」と呼びかけています(https://www.jcancer.JP/coronavirus/)。
がんと向き合い生きていく