まずは、自分の骨の状態を知る。特に、「重い物を持つと腰が痛む」「立ち上がる時に腰が痛む」「起き上がる時に腰が痛む」「身長が縮んだ」「背中が曲がっている」「よく転倒する」といった人は急いで検査を受けるべきだ。
「骨粗しょう症対策としては、カルシウム、ビタミンB、D、K、タンパク質を日常的に積極的に取る。そして、スクワットや太極拳などの運動を行う。ただし、食事と運動だけでは効果に限度があります。骨密度の検査から骨折リスクが高いと判断された場合、速やかに薬物治療を始めてください」
■薬は使うメリットの方が大きい
骨粗しょう症の薬には、ビスホスホネート製剤、ビタミン剤(D3、K2)、カルシウム剤、抗ランクル抗体、SERM(選択的エストロゲン受容体調整薬)、副甲状腺ホルモン製剤、抗スクレロスチン抗体など選択肢があり、患者の状態に応じて選ぶ。