病気を近づけない体のメンテナンス

肌<下>習慣化したい「保湿」「冷却」「清潔」のポイント

写真はイメージ

③入浴で洗い過ぎない【清潔】

 何といっても毎日の「お風呂」が基本になる。しかし、入り方を間違うと逆に肌にダメージを与えるので注意しよう。

 まず長風呂は、肌の保湿・バリアー機能を担っている「皮脂」「セラミド」「天然保湿因子」が体から抜けていってしまうので、やってはいけない。熱い湯もいけない。入浴は38~40度くらいのぬるめのお湯で、漬かる時間は10分以内にする。

「入浴やシャワーは、短時間なら一日何回入ってもかまいません。しかし、せっけんを使って洗うのは一日1回にし、あとはお湯だけで洗ってください。それに硬いナイロンタオルで全身をゴシゴシこするのはいけません。3つの保湿物質がゴッソリ失われてしまいます。体を洗うのは肌に優しい『日本手ぬぐい』を使うのがいいでしょう」

 肌を清潔に保つのは、皮膚フローラのバランスを上手に保つこととほぼイコール。「回数多く洗い過ぎない」「こすらない」「洗浄剤を使い過ぎない」の3つがポイントだ。

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