「オンコサーミア」とは?進行再発乳がん患者3割に効果

写真はイメージ(C)PIXTA


「オンコサーミアはがんが散らばったり、長く抗がん剤を使ったりして耐性が生じたときなどに効果がでやすいようです。(微小管に結合し、微小管の重合促進・安定化をもたらし細胞分裂を阻害する)タキサン系抗がん剤やmTOR阻害剤を研究しましたが、タキサン系抗がん剤がよく効く印象があります」

 ちなみに、オンコサーミアは投薬や放射線と同時期に行う方が良いとされている。

「研究を重ねて、どんな人に効いて、どんな人に効かないか、がわかればこの治療法は広まると思います。その意味では大会を機に患者さんや医療関係者にこの治療法に興味を持ってもらいたいと思います」

5 / 5 ページ

関連記事