《ステップ1:糖尿病のリスクを知る》
糖尿病の初期症状は見逃しやすいため、多くの人が何年もの間、前糖尿病または糖尿病に気づいていません。糖尿病眼合併症の予防と早期発見には、年に1回の包括的な眼科検査が重要です。糖尿病は目の奥の眼底にある小さな血管に影響を与えます。眼科医は、目の検査によって患者さんが症状を自覚するよりずっと前に異常を検出することができます。
《ステップ2:糖尿病性眼疾患の兆候を知る》
糖尿病性眼症では無視できないほど深刻な状態になるまで自覚できるような兆候や症状が出ないことがあります。突然、視界のぼやけ、視野内に暗い点が出る、光の点滅が見える、浮遊物が増加する、暗所で見難くなる、といった症状が出て失明に至ることがあります。定期的に包括的な目の検査を受けることで兆候を捉え、治療を開始して失明に至るのを避けることができます。
みんなの眼科教室 教えて清澤先生