「タンパク質に加えて抗酸化成分をトレーニング直後に取ると、アミノ酸濃度上昇から筋肉量増加までの一連の流れが効率良く進み、トレーニングによる酸化ストレスの発生を軽減することが研究結果で出ています」
タンパク質が多い食品は鶏胸肉や豆腐、チーズなど。代表的な抗酸化成分はビタミンA・C・Eで、野菜や柑橘類などに豊富。また、市販のプロテインを利用すると効率良く必要量が取れる。
「摂取はトレーニング後30分以内。プロテインの場合、1回当たり15~20グラム程度が最も推奨されている量です。多量に摂取しても筋肉に取り込められる量には限りがあり、残りは尿に排出されてしまいます」
筋肉は肥満を予防し、生活習慣病対策に不可欠。高齢者においては、生命予後に関わるフレイル、サルコペニア対策にもなる。適度なトレーニングと正しい栄養補給を始めようではないか。