「死ぬまで元気」を目指す

朝一番の布団の中での「伸び」やストレッチは体を傷める

(C)日刊ゲンダイ

「いきなりではなく、徐々に体をほぐしていく。朝起きて、ベッドや布団に仰向けに寝たままの姿勢でかまわないので、緩くねじる程度に体を動かしてみましょう。体を伸ばすというよりは、固くなったものをゆっくりとこねてほぐすイメージで行ってください」

 例えば、こうだ。目覚めたら仰向けのままで膝を立てる(写真A)。両脚を合わせたまま、左にゆっくりと倒していく(写真B)。できる範囲まででOK。左を倒したら、右も同様に。これらを繰り返す。呼吸方法や回数などは特に意識しなくてもよく、「気持ちいいな、体がほぐれてきたな」と感じられればいいそうだ。ちなみに、朝一番の布団の中での“伸び”も、年齢を重ねた人の場合は注意が必要。思いっきり伸びるのではなく、ゆるく体の状態を確認しながら伸ばすのがベターだ。

「もう少し本格的なストレッチやラジオ体操などを行いたい場合は、起きて朝食を食べ、体がある程度ほぐれてから行うようにしてください」

 年齢を重ねたら、「いきなり」動くのは怪我のもと。体の声を聞きながら段々と、がいい。早速記者も、母に伝えたいと思う。

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