コロナ第2波に打ち勝つ最新知識

目のコロナ対策<3>インフルエンザウイルスも目から侵入する

ドライアイ対策が必要

 目薬は各個人の症状によって差すべきものが異なる。子供の多い家庭では子供用の目薬を共用しているケースがあるが、それでは感染を拡大させることになる。

「使用中の点眼液が相当な割合で細菌汚染されていたという研究もあります。目薬を差すときに、目薬の排出口をまつげに触れさせているケースを見かけますが、それではまつげに付着しているかもしれない病原体をノズルに付着させ、薬液自体も汚染して目薬と共に目の中に流し込むことになります。目薬を差すときはまつげに触れないよう、目の表面から3センチ以上離したところから差すようにしてください」

 もちろん、目薬をする前には手を洗うことだ。

 眼鏡をかけている人は手入れをこまめにすることも重要だ。

「眼鏡で新型コロナウイルスの目からの侵入を防げる可能性があるとはいえ、その眼鏡がきちんと手入れされていなければ逆に感染源にならないとも限りません。眼鏡が鼻からずり落ちることが多く、いつも眼鏡を触るという人は、今のうちにずり落ちないよう、眼鏡のフィッティングも眼鏡店で確認してもらうといいでしょう」

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