6年にわたる追跡調査の結果、認知機能障害のリスクは、知的活動をしていなかった人に比べて、していた人で25%、統計的にも有意に低下しました。また、創造的活動をしていた人でも工芸品で29%、絵画で20%、統計的にも有意に認知機能障害のリスクが低下しました。他方で、文化的活動は認知機能障害との関連性を認めませんでした。
知的、創造的な活動ができるような人は、そもそも健康状態が良好で、認知機能の低下をきたしにくい人だったのかもしれません。したがって、これらの活動スタイルが直接的に認知機能障害を予防しているとはいえないように思います。とはいえ、このような趣味を楽しむことは、少なからず生活に豊かさをもたらし、生き甲斐にもつながることでしょう。
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