まずPCR検査は遺伝子増幅なのですが、初期の内外のPCRプローブ(ある物質を検出するために用いる物質)には信頼性に問題がありました。
しかし、きちんと検体が採取され、米国疾病対策センターのプローブのような信頼できるものを使用できれば、精度は非常に高いのです。さらに安全な唾液での検体採取で感染力のある人の診断ができます。現在の感染状況の把握ができない抗体検査よりはるかに有用です。
PCR検査の有用性は世界的に認められていますが、検体の取り方や感染時期の影響があるので、必ずしも感染者すべてが陽性になるわけではありません。
機械の自動診断のみを信頼せず、肺のCT検査、症状や病歴、血液検査などを組み合わせて総合的に確定診断することが国際的に推奨されています。
コロナ第2波に打ち勝つ最新知識