病気を近づけない体のメンテナンス

歯<下>がんや心臓病を誘発 菌血症を防ぐ歯磨き用具と使い方

写真はイメージ

 基本成分として「研磨剤(清掃剤)」「発泡剤」「保湿剤」「結合剤」を含む。さらに、さまざまな「薬効成分」が加えられている製品がある。

 薬効成分の中で、菌血症を防ぐ目的で重要な成分といえるのは「殺菌成分」と「止血成分」。しかし、代表的な止血成分として知られる「トラネキサム酸」を含むものは、最近は少なくなってきている。他には「収斂(歯肉を引き締める)成分」や「消炎成分」も止血には有効という。

「通常のデンタルペーストには研磨剤が含まれますが、歯の表面のエナメル質が削れるので毎日強い力で磨くと歯の象牙質が露出して、かえって歯が黄ばみます。また発泡剤が入っていると泡立つので、歯磨きが不十分になりやすい。通常の歯磨きには、研磨剤や発泡剤の入っていないものを使った方がいいでしょう」

【洗口剤の選び方・使い方】

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