専門医が教える パンツの中の秘密

男性だけじゃない 女性にも“夜間勃起”と“朝立ち”がある

写真はイメージ

 ところが、糖尿病などで動脈硬化が進行し、血管が拡張しなくなると夜間勃起がなくなり、性的興奮があっても勃起しない「器質性ED」となります。それで朝立ちの有無が「健康のバロメーター」といわれるのです。

 朝立ちがあるのに性交時に勃起しないようなら、精神的・心理的な問題で起こる「機能性(心因性)ED」が疑われます。

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尾上泰彦

尾上泰彦

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

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