その結果、5年間における死亡率は、運動をさせたグループ(強めの運動と中等度の運動の合計)で4・5%、推奨事項の助言グループで4・7%と、明確な差を認めませんでした。強めの運動、中等度の運動、別々に解析しても、統計的に有意な差は認められませんでした。
運動をすることによる健康への影響は、私たちが思うほど大きなものではないのかもしれません。高齢者に限りませんが、健康のために運動をするというよりは、生活の楽しみのために運動をすることが大切なのでしょう。
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