最新鋭機によるハイパーサーミアでがん治療はどう変わるか

ハイパーサーミア治療器(サーモトロン─RF8)と千葉聡肝胆膵外科主任医長(提供写真)

 当面は肝胆膵がんの患者を中心に1日3人程度受け入れ、その後8人まで増やしていくという。

 千葉県がんセンター肝胆膵外科部長の高山亘医療局長もこう期待する。

「ハイパーサーミアにより、標準治療の効果を高めることが目標です。とくに全国的に治療成績が悪い膵臓がんなどに、この治療法を加えることで新たな展開が迎えられることを期待しています」

 千葉県がんセンターの今後の治療成績に注目だ。

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