患者と医師の間に入る看護師は、「患者が痛みに耐え、ウソで固められて死んでいく状況」に耐えられなかったという方もいます。当時、同僚だったある女性の看護師は、どのような団体が主催したのか分かりませんが、数十万円を払って密かに「自己啓発セミナー」と称する数日間の合宿に参加しました。そしてその後、病院には勤務せずに看護宿舎に滞在したまま羽毛布団の訪問販売を始め、しばらくしてから病院を辞めていなくなりました。間違いなく、バーンアウトしていたのでしょう。
今は、昔の状況とまったく変わっていますが、それでもやはり看護師は患者との関係でも悩まれていると思います。
国は、医療者が頑張ってくれている、支援すると言いますが、冬に向かって具体的にどうするのか、人手は足りるのか、器具は十分なのか……と心配になります。
まずは感染者を増やさないためにも、Go To キャンペーンを拡大する前に、まずはPCR検査を増やすべきではないでしょうか。
病院の看護師ばかりではなく、他の科や保健所で働く方々もバーンアウトの危機に陥っているのではないかと思うのです。
がんと向き合い生きていく