20代のときと比較すれば、それなりの経年変化はありますが、1960年代から70年代に活躍したロックバンド「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング」など同年代の英米のロックスターのその後とは比べものにならないくらいスマートなのです。ポールのこのパワーと若さは、一体どこから湧いてくるのでしょうか。
私は毎日のように胃腸の具合が悪い人を診察していますが、とくに初診で来院する人は、たいてい「見た目」の第一印象で、その健康度が把握できます。
「見た目」とは、顔の表情や皮膚の状況、腹部の周囲、瞬間的に目に入る全身などを指し、そこから総合的に判断し、その印象で「若さの度合い」がわかると同時に「老化していない人」の存在にも気づかされます。
誰もが見た目は若く見られたいものです。私も50歳を過ぎた頃からそう思うようになりました。以来、「食生活と老化」についてそれまで以上に関心を抱くようになりました。そして「バランスよく何でも食べることの是非」「体形・顔の色つやなど、見た目を良くしてくれるための貢献度の高い食べ物」について探究するようになりました。
ビートルズの食生活から学ぶ健康