コロナ感染リスクが医療界トップの歯科医院で感染ゼロの理由

歯科医院では感染ゼロ

 日本歯科大学では診療の際に、患者の体調、味覚・嗅覚の異常の有無について質問。体温の測定も行い、平熱より1度以上の体温上昇を発熱と捉え、コロナの感染者を見つけ出すようにしているという。私たちも日頃から体調をチェックしておくこと。平熱は何度か確認し、折に触れて体温チェックを取り入れることは、コロナの早期発見、ひいては感染拡大防止に役立つ。

■空調設備より換気の方が発症リスクを下げる

 次に、定期的に窓開けを行い、換気を徹底すること。コロナは、飛沫感染と接触感染が主な感染経路だが、マイクロ飛沫やエアロゾルと呼ばれるウイルスを含むごく小さな水滴からの感染もある。換気のできない部屋では、エアロゾルが3時間以上も空中に浮遊。エアコンなどで拡散されると、普通の飛沫では届かない距離にいる人にも感染する可能性がある。

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