加齢臭対策。汗をかく夏場は気を付けていても、気温が下がる秋冬にはついケアを怠ってしまう人もいるのではないだろうか。
都内の会社に勤務する20代女性は「冬は暖房のせいで、社内にいると汗ばむことも。そのせいか、同じ部署の50代男性上司からは、いつもムワっと蒸れたような匂いが漂ってきて……。加齢臭だから仕方ないのかもしれませんが、できればなにか対策をしてほしい」と困り顔だ。
「加齢臭は、男女問わず40歳を超えるとだれでも発生する可能性があります」と言うのは、国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長。
皮膚には常在菌が存在する。これらの菌が、体から出る皮脂の一種を分解することで発せられるのが加齢臭だ。
「臭いの原因となる物質は“ノネナール”です。ノネナールは、年齢を重ねると分泌が増える脂肪酸が酸化したり分解されることで発生します。だから、40歳以上で加齢臭の人が増えるのです」(〆谷部長=以下同)
「死ぬまで元気」を目指す