皆さんは、毎日何時間くらい眠っていますか? 健康な睡眠は実は脳の機能の重要なバロメーターのひとつです。
昼間の眠気や居眠りについては、認知症の危険性や認知機能の低下と関連があるという、多くの報告があります。
夜に夢を見て実際に暴れたりする症状を「レム睡眠行動異常」と言いますが、それが認知症になる前から出現している、という知見もあります。
つまり、睡眠の状態と認知症というのは、意外に深い関係があるものなのです。
それでは、睡眠時間は長い方がいいのでしょうか、それとも短い方がいいのでしょうか?
2017年に発表された論文では、「睡眠時間が長いほど認知症の危険は増す」という結果になっていました。
今年の米国医師会関連の医学誌に、イギリスと中国の大規模な疫学データを、まとめて解析した最新の論文が掲載されています。
医者も知らない医学の新常識