米国CDCが8月までの死者について死因を精査したところ、「新型コロナウイルスが唯一の死因であった死者」は全体の6%で、ほかの死者には、高血圧や糖尿病など平均で2・6件の別の疾患があったという。
「死因にはその病気が直接死につながる『直接死』と、その病気により抵抗力などが低下して他の感染症にかかったり、持病が悪化して亡くなる『間接死』があります。ですから、この発表で94%は新型コロナ死じゃなかったんだ、と思ってはいけません。ただ、いまは必要以上に新型コロナ死が強調され、人々が萎縮している可能性があるのではないでしょうか」
人はいつかは死ぬ。年齢、基礎疾患の有無、平均寿命などを勘案し、新型コロナ死を冷静に判断すべき時にきているのではないか。
新型コロナでわかった不都合な真実