ズバリ解決 名医のお悩み相談室

しゃっくりが止まらない…何かの病気のサインでしょうか?

脳神経外科医の鮫島哲朗氏(提供写真)

 最後に、一般的なしゃっくりを止めるにはどうしたらいいか。両耳の穴に指を入れて塞ぎ強く押す、お腹(横隔膜のある付近)を温める、鼻をつまむ、水を飲む、舌を引っ張る――。昔から言い伝えられている方法はすべて利にかなっています。

 それでも、自然に止まらなければ病院で安定剤などを処方してもらいます。「しゃっくりが100回続いたら死ぬ」というのは迷信ですが、長時間継続するようであれば、やはり検査をしてほしいと思います。

▽鮫島哲朗(さめしま・てつろう)宮崎県出身。1990年3月宮崎医科大学(現宮崎大学)医学部卒業後、同脳神経外科入局。2002年4月に米国Duke大学脳神経外科、10年2月にNTT東日本関東病院脳神経外科主任医長を務め、13年4月から浜松医科大学脳神経外科勤務。さまざまな医療現場で活躍するスーパードクターたちが出演の公式YouTubeチャンネル「「SuperDoctors -名医のいる相談室-」」にて解説します。

3 / 3 ページ

関連記事