コロナ第3波に備える最新知識

若者は後遺症、中年は重症化、高齢者は感染に備える

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「感染を疑う指標として体温37・5度以上が挙げられていますが、必ずしも感染者全員が発熱を伴うわけではありません。息切れする、倦怠感が強い、という場合は感染を疑いPCR検査を受けるべきです。インフルエンザでは家庭内感染の原因は父親といわれているので、家族がいる場合はしばらく『個室』で自己隔離生活するのも手です」

 全世代に共通することは、散歩や運動などを屋外で楽しむことや、換気が良く感染対策のしっかりしているジムなどで運動するのは構わないが、マスク着用でも喫茶店、飲食店や病院の待合室などで密着状態での長時間のおしゃべりは避けるべきだ。換気の悪い場所を避けるのは当然だ。

 高齢者は、感染すると命に関わる可能性が高い。運動は維持しても、社会活動は自粛した方がいいかもしれない。

「最善策は人と接触する機会を減らすことです。とはいえ、年末年始に子供や孫との再会を楽しみにしている人も多く、それでは心の安定が保てない場合もあるでしょう。ネット環境を整えて、ネット越しに年末年始を過ごす方法を模索するのも良いかもしれません」

3 / 3 ページ

関連記事