健診で血圧が高いと言われて血圧の薬を飲んでいる人は多いと思います。
以前は病院を受診した時に、診察室で測定する血圧が正しいと言われていましたが、今では自動血圧計を使って測定する家庭での血圧も、同じくらいに重要であると考えられています。
自宅での血圧は正常なのに、病院に行くと血圧が上がることを、「白衣高血圧」と言います。病院で緊張することにより、一時的に血圧が上がるのです。
その反対に病院では正常なのに、家で測った血圧が高いことを、「仮面高血圧」と呼んでいます。
仮面高血圧はこれまであまり重要とされていなかったのですが、最近診察室での血圧が正常であっても、心筋梗塞や脳卒中の危険性を高めることが分かって、注目を集めるようになってきています。
それでは、なぜ病院では上がらない血圧が家では上がるのでしょうか?
医者も知らない医学の新常識