医療従事者は新型コロナウイルスのワクチンを打つのか?

世界で初めてワクチン接種を始めた英国、リスクが気になる(C)ロイター

 新型コロナウイルスのワクチン接種が本格的に始まった。英国では、米ファイザー社と独ビオンテック社が共同開発したワクチンの大規模接種が2020年12月からスタートしている。日本では、国内の臨床試験や審査を経て、2021年2月ごろから接種が始まるとみられているが、新しいワクチンだけに不安があるのも事実。打つべきか打たざるべきか。医療従事者のホンネを聞いた。

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 ワクチンを接種するかどうかを決めるにあたって、しっかり考えておくべきポイントは「安全性」と「有効性」だ。

■副作用のリスクは?

 先んじて実用化されたファイザーとモデルナのワクチンは、「mRNAワクチン」と呼ばれる。新型コロナウイルスがヒトの細胞に侵入するときに使う「スパイクタンパク質」(Sタンパク質)を作り出す遺伝情報(mRNA)を、粒子に封入して投与する。

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