医療従事者は新型コロナウイルスのワクチンを打つのか?

世界で初めてワクチン接種を始めた英国、リスクが気になる(C)ロイター

「人工的に作られた遺伝子を体内に打ち込むわけですから、どんな影響が出るのか誰にもわかりません。ひょっとしたら予想もしていないような正常な遺伝子が組み換えられる可能性もゼロとはいえません。ワクチンの効果がどれくらい持続するかもわかっていませんし、そもそもほとんどの人は感染しても治る病気です。私は接種しません」(ウイルス学研究者・医師)

「医療現場では、どれだけ対策していても無症状の患者さんやスタッフから感染するリスクが一般の人より高いといえます。私は高齢で持病もあるので積極的に接種します」(腫瘍内科医)

 ワクチンの有効性と安全性をてんびんにかけ、年齢、慢性疾患の有無、職業、生活環境などそれぞれ異なる感染・重症化・死亡のリスクをしっかり考慮したうえで、接種するかどうかを選択したい。

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