強い水圧で使うと…トイレでお尻の洗いすぎは病気を招く?

外出先で温水洗浄便座がないと…(C)PIXTA

 温水洗浄便座なしの生活なんて考えられない――。そう思っている人もいるのでは? しかし、最近発表された温水洗浄便座に関する調査結果を聞くと、考えが変わる可能性がある。

「“大”がしたくて外出先でトイレに入ったとき、温水洗浄便座じゃなければ、ちょっと困りますね」と話すのは、埼玉県在住の40代の男性。

 よく行く場所では、どこのトイレに温水洗浄便座があるかを把握している。

 温水洗浄便座は排便後の肛門を洗えるのでスッキリして気持ちがいい。しかし、松島病院大腸肛門病センター(横浜市)の紅谷鮎美医師は「お尻がかゆいと訴える患者さんを診察すると、肛門付近の皮膚が荒れていることが多い。話を聞くと、温水洗浄便座を強い水圧で使っているという答えが返ってくることが結構あります」と言う。

■肛門疾患がある患者の7割が使用

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