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「ラジカル・セルフケア」コロナ禍の米国で利用者が増加中

瞑想はストレスを軽減させ集中力を高める

 一例を挙げると、まず「メディテーション」。いわゆる仏教の瞑想で、ストレスを軽減し集中力を高めます。仕事の効率も上がるということから、2012年から17年の間にメディテーションする人が3倍に増えたという数字もあるほどです。中でもアプリの人気は高く、最大手の「Calm(カーム)」は2020年だけで6000万人がダウンロードしたと報告されています。

 また、「マニフェステーション」も人気。やり遂げたいこと、手に入れたいものを、メディテーションを通じてリアルにイメージして実現しようというものです。日本の「引き寄せ」にも似ていますが、場合によってはキャンドルをともすなどスピリチュアルな要素も加わってきます。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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