専門医が教える パンツの中の秘密

性的相性に関係 スムーズな「体位」は年齢により変化する

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 幼い女児の頃は、直立した状態でプライベートゾーンがはっきり見えるほどの「上つき」です。それが成長するにしたがってお尻の筋肉が発達すると、次第に「下つき」になっていきます。

 40代までの女性では、約4分の3が「下つき」といわれます。ところが加齢とともにお尻の筋肉が衰えると、それに伴って腟壁が押し上げられ、次第に腟が上がってくるのです。40代以上になると「上つき」と「下つき」の割合が約半々になるといわれます。

 では、「上つき」と「下つき」では、どんな体位が向いているのか。

「上つき」にすすめられるのは、対面するタイプの体位です。最も基本的な「正常位」は子宮が斜め下側に下がるので、真っすぐペニスを挿入した場合、腟口から3~5センチほどの前壁にあるGスポットを刺激しやすくなります。「騎乗位」や「対面座位」などもおすすめです。

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尾上泰彦

尾上泰彦

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

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