秒速薬膳でアッという間に健康に

ネギ・ショウガ・青じそは「冷え風邪」を撃退する3大食材

爆熱味噌汁(提供写真)

 寒さが一段と厳しくなる時季、気になるのが風邪。症状を感じたら、すぐに対策を講じれば食事で回復を図ることができます。

 そのためにはまず、自分が一体、どんなタイプの風邪の状態かを見極めることが重要です。風邪には2種類のタイプがあり、大きく分けて症状として挙げられるのが「冷え風邪」と「熱風邪」です。これを間違えると回復しないばかりか、いよいよ悪化してしまうので注意しましょう。

 まず今回は、中医学で「風寒」と呼ばれる「冷え風邪」の対策について説明します。

 大きな特徴は「寒けがする」こと。上着を羽織っても、布団をかぶっても寒くて寒くて仕方がない……という状態になるケースが多い。また、肩や首などがこわばったり、体の節々が痛い、だるいといった症状も見られます。

 そのほか、少し熱があるけれど汗をかいていない、温かい飲み物を飲みたがるといったケースも冷え風邪の特徴です。

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池田陽子

池田陽子

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

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