コロナ第3波に備える最新知識

「ランチ会食も自粛」というが…一人メシには落とし穴が

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「孤食が多い独居老人は一緒に食事する人がいる高齢者に比べて男性は2・7倍、女性は1・4倍、うつになる可能性が高くなることが報告されています。しかも、高齢者は、しゃべらず、よく噛まない生活が続けば、あごの筋肉などが衰えて、それをきっかけに体全体の筋肉が衰えていき、寝たきりのリスクが高まることもわかっています。オーラルフレイル(口の虚弱)の人は、そうでない人に比べて身体的フレイルになる人が2・4倍、筋肉量や筋力が低下するサルコペニアは2・1倍、要介護認定になる人も2・4倍で、総死亡リスクも2・1倍になるといわれているのです」

 感染症対策の基本は感染経路を正しく理解し遮断すること。それさえ守れば必ずしも一人メシが必要なわけではないのだ。

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