独白 愉快な“病人”たち

虫垂炎のIKKANさん 医師と相談して「切らない」ことを選択

IKKANさん(C)日刊ゲンダイ
IKKANさん(49歳/声優・俳優・演出家・脚本家)=虫垂炎

 虫垂炎で入院したのは去年の6月1日でした。前日の夕方から腹痛が始まって、家にあった鎮痛剤を飲んでも効かず、気付けば熱も出始めて痛みは徐々に増しました。

 初めは、前の晩に行ったニンニク料理専門店で食べ過ぎたのが原因だろうぐらいにしか考えていなかったのですが、あまりの痛みにただの胃炎ではなさそうだと思い始めました。

 その晩、担当していた声優学校のリモート授業は代行をお願いして、夜通し痛みに耐えまして、朝一番で病院へ行きました。熱は37度5分以下で咳もないことから新型コロナウイルスの疑いからは除外され、血液検査となりました。診察を受け、お腹のどこが痛いかを答えてエコー検査をしたら「腫れてます」ということで、「虫垂炎」が確定したのです。

 大正解だったのは、最初から入院覚悟で病床のある病院を選んだことでした。すでにある程度の準備をして行ったので、「入院しますか?」と聞かれてスムーズに入院できました。

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