唾液中には、体を細菌やウイルスから守る「グロブリンA」という免疫物質(抗体の一種)が含まれています。その量が多いか少ないかで免疫力の指標になるのです。結果では、「週1~2回」のグループがグロブリンAの量が断トツに多いことが分かりました。
グロブリンAは、疲労やストレスがあると低下します。ですからセックス回数が多い(週3回以上)ほど、免疫力が高まるという結果にならなかったと考えられます。免疫力を高めるには「週1~2回」がちょうどいいようです。
英国のコベントリー大学とオックスフォード大学の研究チームは、「セックス頻度を増やすことが、認知力を高めることにつながる可能性がある」と発表しています。この研究は50~83歳の男女(73人)を対象に認知能力テストを実施し、セックス頻度を調べたものです。セックスを週1回以上行っている参加者は、言語流ちょう性や視空間認知能力の点数が高い結果が出ています。ただし、セックス頻度が多いほど、注意力や記憶力、言語能力の点数が高いわけではなかったとしています。
専門医が教える パンツの中の秘密