専門医が教える パンツの中の秘密

週2回以上で…中高年が知っておきたいセックスの健康効果

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 また、セックスパートナーがいなければ、男性はオナニーで射精するだけでもいいのです。米国ハーバード大学の研究では、月21回以上射精したグループが、そうでないグループより前立腺がんの発症が少なかったという結果が出ています。

 これらのセックスの健康効果は、はっきりしたことは解明されていませんが、共通するのは体の血流が良くなることです。月21回の射精は厳しいですが、週1~2回くらいの射精は続けていた方が体にはよさそうです。

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尾上泰彦

尾上泰彦

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

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