病気を近づけない体のメンテナンス

口<下>専門医が教える歯と歯茎を丈夫にする5つの習慣

デンタルフロスは1日1回でも(C)PIXTA

 できれば朝、昼、夜の1日3回行うのがいいが、面倒なら朝だけ、夜だけと、1日1回でも構わない。歯の手入れは、最初に「フロス」で汚れを落とし、次に「歯磨き」、そして最後に「マウスウオッシュ」を使うのが理想という。

■舌上げストレッチ

 スプーンを使って、舌周りの筋肉を簡単に鍛えることができる。舌の筋肉が強くなると、唾液力、咀嚼力、のみ込み力がアップするだけでなく、滑舌の悪かった話し方も改善するという。やり方はこうだ。

①舌を軽く出し、舌の先の方に、手に持ったスプーンの裏側を当てる。②手で押さえたスプーンを舌の力だけで持ち上げ5秒キープする。これを5回繰り返す。

■リズミカルに噛む

 食べ物をよく噛んで食べることは、唾液の分泌を促し、口や顎周りの凝り固まった筋肉をほぐす効果がある。さらに、リズミカルに噛むことを意識すると、脳にもいい効果がある。心の安定に欠かせない脳内の神経伝達物質「セロトニン」の分泌が増えるのだ。

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